脇汗対策で病院に行くなら何科になるの?

病院の受付の雰囲気

 

脇汗が多くて困っているという人は多いでしょうし、いっそのこと病院で治療を受けてしまおうと考えている人もいるかもしれません。

 

ただ、病院に行くにしても脇汗対策は何科を受診すればいいのか分からないという人も結構いるのではないでしょうか。

 

脇汗対策には何科を受診すればいいかについて、説明していきましょう。

 

こんな方法があったのか!脇汗を抑えるとっておき6つの方法とは?

 

脇汗対策での受診の第1選択は皮膚科になる

多汗症の原因は必ずしも完全に分かっているわけではなく、原因不明で発症するケースもあります。

 

そのため、何科を受診すればいいのかについて分からないということになってしまうのですが、原因不明の場合は基本的に対症療法によって治すしかありません。

 

そして、その対症療法を行っているのは皮膚科です。つまり、脇汗が多いときは皮膚科が第一選択になるのです。

 

皮膚科で行われている治療法は、塩化アルミニウムを塗布することによって汗を止めてしまうことと、プロバンサインという内服薬を処方して汗をかかなくすることです。

 

塩化アルミニウムは汗腺の出口をふさいでしまうことによって汗を止めるもので、汗による水ぶくれができたり、肌が荒れたりといった副作用があります。

 

また、プロバンサインは汗の分泌を促進する神経伝達物質「アセチルコリン」の働きを抑えて汗を減らすもので、眠気や便秘、排尿障害などの副作用があります。

 

ただ、副作用については医師が対処法を熟知していますので、必要以上に心配することはありません。

 

精神面の問題ならば心療内科

脇汗対策で皮膚科を受診したときに、体の方に問題が見られないというケースがあります。

 

こういうときには精神面が原因になっているケースが多く、心療内科の受診を勧められるでしょう。

 

精神面が多汗症の原因になる理由としては、ストレスによる自律神経失調が考えられます。

 

ストレスによって活発になるのは自律神経のうち交感神経で、汗を増やす効果があります。

 

問題は、恒常的にストレスがかかっている状態だと交感神経が興奮しっぱなしになってしまい、暴走して異常に汗が増えてしまうケースがあることです。

 

これが精神面の問題で多汗症が起きる理由です。

 

心療内科では、ストレスの原因となる不安を取り除くためにカウンセリングを行ったり、精神安定剤を処方したりします。

 

自律神経の働きを整えるような自律訓練法という治療法を行うこともあります。

 

これによってストレスを取り除き、交感神経の暴走を抑え、汗の量を減らしていくのです。

 

効果がないようなら外科

こうした治療を行っても、効果が上がらないケースもあります。そうした場合に選択肢となるのは外科です。

 

ボトックス注射、マイクロリムーブ法による汗腺除去、交感神経切除などの方法があります。

 

ボトックスとはボツリヌス菌の毒素をベースにした薬剤で、脇の下に注射することによってアセチルコリンの分泌を抑え、汗を出なくするというものです。

 

永続性がありませんので、定期的に行う必要があるという問題点があります。

 

超音波手術は、脇の下に小さな管を入れ、超音波で汗腺を焼ききったうえで除去するというものです。

 

また、交感神経切除は汗を分泌させる働きのある脇の下の交感神経を切除することで、汗を出さないようにしてしまうというものです。

 

汗腺がなくなれば汗の出ようがないということですが、他の場所の発汗が増えてしまうという副作用があるため、注意が必要になります。

 

いずれにしても、外科的療法は最終手段です。

 

皮膚科や心療内科を受診してほとんど効果見られないというようなケースでなければ、選択肢として考慮しない方がいいでしょう。

 

他の病気からくるケースも

そして、多汗症は他の病気が原因で起こってしまうケースもあります。その場合は、原因となった病気を治療するための科が第一選択になってきます。

 

例えば糖尿病やバセドウ病といった、内分泌異常が原因で脇汗が増えてしまうことがあります。

 

この場合の第一選択は内科、それも内分泌系専門のところを受診する必要があります。

 

特に前者は放置していると深刻な余病を引き起こしてしまいますので、早急に内科を受診しましょう。

 

また、同じ内分泌系の問題でも、卵巣の衰えが原因で起きる更年期障害の場合は婦人科になります。

 

更年期障害にはいろいろな症状がありますが、体が火照って汗が増える「ホットフラッシュ」は比較的初期から出るものです。

 

40代以上で脇汗が増えたと思ったら、婦人科が第一選択でもいいかもしれません。

 

そして、難病であるパーキンソン病でも脇汗の増加が起きます。この場合は、神経内科を受診するのが最善とされています。

 

いずれにしても治療の難しい病気ですので、専門家に診てもらうしかないでしょう。

 

脇汗が多いときに何科を受診すべきかについては、このようにいくつかの選択肢があります。

 

ただ、何科に行くべきか迷ったときには皮膚科を受診し、治療効果の有無を見極めたうえで、医師と相談の上で次を考えるのがいいのではないでしょうか。