塩化アルミニウムによる多汗症対策で気を付けるべき点は何?

脇の下に塩化アルミニウムを塗っている

 

汗が増加する夏は、普段から汗の多い多汗症の人にとっては悩みの多い季節です。

 

脇の下に汗がしみこんでシミになってしまったり、汗に由来する臭いが発生してしまったりするからです。

 

そんな多汗症の悩みを解決してくれる方法のひとつが、塩化アルミニウムによって汗を止めてしまうことです。

 

しっかりと汗を止めるためにはどのようにしたらよいのか、使用することによる副作用はあるのかなど、塩化アルミニウムによる多汗症対策について説明していきましょう。

 

こんな方法があったのか!脇汗を抑えるとっておき6つの方法とは?

 

汗の出口を塞ぐ塩化アルミニウムの作用で脇汗を止める

そもそも、なぜ塩化アルミニウムを塗布することで汗を抑えることができるのでしょうか。

 

それは、塩化アルミニウムに汗の出口を塞いでしまう効果があるからです。

 

多汗症には原因が分からないもの、メンタル面が原因で起きるもの、他の病気によって引き起こされるものなどいろいろなケースがありますが、いずれにしても汗を減らすことが当面の対策になってきます。

 

塩化アルミニウムの水溶液を塗布すると、汗腺に浸透していきます。

 

ある程度の時間がたつと結晶化し、汗腺の出口を塞いでしまうのです。

 

いくら汗をかいても出口が塞がれていれば表に出てくることはありませんので、これによって汗を止めることができるというわけです。

 

出ているはずの汗を無理矢理外に出さないようにするわけですから、かなり乱暴な方法といっていいかもしれません。

 

ちなみに塩化アルミニウムというと特殊な薬品のように思われるかもしれませんが、市販の制汗剤には塩化アルミニウムが入っているものが多く、制汗剤といえば基本的にこの塩化アルミニウムを指すと考えていいのではないでしょうか。

 

就寝前に塗布する

では、塩化アルミニウムによって効果的に汗を抑えるためには、どのようにすればいいのでしょうか。まず効果的なのは、就寝前に塗ることです。

 

上にも書きましたように、塩化アルミニウムが汗腺に浸透して結晶化し、出口を塞いでしまうまでにはある程度の時間が必要です。

 

塗布してから一定の時間がたたないうちに汗が出てしまうと、浸透したはずの塩化アルミニウムが流れ出してしまい、汗腺をふさいでくれなくなってしまいます。

 

これでは塩化アルミニウムを塗布した意味がありません。塗ってからしばらくは汗の出ない環境にいることが必要になってくるのですが、暑い夏場にそうした環境がなかなか作れるものではありません。

 

就寝前に塗布することがオススメなのは、寝ている間はあまり汗をかかないからです。

 

汗をかかなければ浸透がうまくいき、結晶化して栓になってくれます。

 

塩化アルミニウムの効果を高めるためにはピッタリの時間帯だといっていいのではないでしょうか。

 

塩化アルミニウムの塗り直しは「効果が切れそうになったとき」

塩化アルミニウムは水に溶けますので、栓をしていても時間がたつと汗によって溶けてしまい、効果がなくなってしまいます。

 

効果がなくなれば塗り直せばいいのではないかと思う人もいるでしょうが、その場合はすでに汗が外に出るような状態になっていますので、改めて汗を止めない限り結晶化してくれず、うまく栓をすることができなくなってしまいます。

 

塩化アルミニウムの塗り直しを行うとすれば、効き目が切れる前、可能であれば効き目が切れそうになった時がいいのです。

 

このタイミングについてはなかなかつかむことができないかもしれませんので、慣れていくしかないのではないでしょうか。

 

副作用が出たら使用を中止すること

ただ、上にも書きましたように、塩化アルミニウムによって汗を止めることはかなり乱暴な方法です。

 

無理をして汗を止めているわけですから、副作用が出ることが確認されています。

 

副作用のひとつは、塗布した部分の肌がかぶれてしまうことです。これは塩化アルミニウムの濃度が濃いほど起きる可能性が高く、使用に当たって濃度を20%以下に抑える必要があるとされているのはこのためです。

 

上にも書きましたように、塩化アルミニウムは汗腺に蓋をしてしまう働きがあるのですが、このときに汗の成分と反応することで塩酸を生成してしまうことがあるのです。

 

塩酸は強酸ですので肌にダメージを与え、かぶれの原因になってしまうというわけです。

 

もうひとつは「汗疱」です。塩化アルミニウムは汗を外に出さないようにするだけで、汗の分泌そのものを止めるわけではありません。

 

つまり、汗腺内部では汗が分泌されており、出口がなくなったため内部にたまってしまうのです。

 

長期にわたって制汗剤を使うと汗腺に汗がたまってしまい、水ぶくれのようになってしまいます。これを汗疱といいます。

 

こうした副作用への対処法はひとつ、塩化アルミニウムの使用を中止することです。肌荒れにしても汗疱にしても、使用中止から一定の時間がたてば解決するからです。

 

塩化アルミニウムは多汗症の対症療法としては効果的ですが、副作用があることから長期にわたって使用することはオススメできません。

 

あくまで一時しのぎと考えるのがいいにではないでしょうか。

 

管理人は、もう少しお肌に優しい成分を配合しているデオドラントクリームを使っています。

 

こちらの記事の中でもご紹介しているので参考にしてみてください。

脇汗を抑える方法6選!脇の臭い対策なら脇汗ケア重要!